一助という真面目な若者が他界し、家族のことが気になり何とか地上に戻った時、自分は殺されたことを知り、復讐をたくらむというストーリーです。
昔の話ということですが、現代に当てはめることも出来そうです。
随所に霊的な話題が散りばめており、わかりやすく表現、解説しているので、やさしく霊魂学が学べます。
我々人間には霊魂の姿が見えませんが、驚くほどの霊魂が人間を取り巻いているようです。
それが高級な霊魂なら良いのですが、偏狭な意識で干渉する霊魂だと考えるとゾッとします。
それぞれの考えや言い分もあるでしょうが、正しさとは何なのでしょうか。
皆、物質世界で生きた時の経験や記憶を引きずり、呪縛のようなものが解けないままでいるように思えます。
そこから抜け出すことが修行であると個人的には感じます。
修行とは、自分のみならず他の人へも関わってくることを考えると、その必要性や重要性を痛感させられます。
霊魂学書籍のご紹介
幽体の悲劇 - 人は幽体と共に生きている 水波一郎著
人は他界すると、死後の世界へ旅立ちます。その際、肉体の脳が消えると、意識は消えてしまいます。ですが、それでも、意識は続いて行きます。それは肉体の脳と幽体の脳が重なっていたからです。幽体にも脳があったのです。脳があれば意識も生じます。その意識は自分自身の意識なのです。その意識こそが、霊的生命体としての成長を表すとも言える大切な意識なのです。本書は、悪霊や高級霊魂ばかりに注目するのではなく、自分自身のもう一つの意識としての幽体にも注目し、人間としての本当の姿を探るとこ書となっています。真の人間を知るために!