この物語は、車にひかれて死んでしまった一匹の狸が他界し、残された家族のことが気になり物質の世界に戻って来ます。
そこには、今まで見たことのない都会の景色や、人間中心社会における動物達の悲惨な現状でした。
様々な動物霊魂と力を合わせて、人間を懲らしめようと試みます。
やがて、霊魂として大事なことを理解し、成長していきます。
あの世と呼ばれる死後の世界での生活や、霊魂が物質世界に来るとどうなるか。
肉体で生きる人生のみならず、霊魂という大きな視点で考える幸福とは。
こうしたことについて、わかりやすく勉強できます。
狸が主人公ですが、人間にたとえても同様といえます。
それは、動物も幽体という霊的な身体をもち、人間と同じく死後も生き続ける霊魂だからです。
やさしく霊魂について学ぶことのできる一冊です。
霊魂学書籍のご紹介
霊的技術: 傷ついた幽体を救え 水波一郎著
本書は霊魂の存在を信じる人に向けて記しています。信じない人を対象としていません。霊魂の分野の専門家には、不道徳な霊魂を排除したり、霊的な穢れを除去したり、というような依頼や相談が来るものです。そうした際に行なう霊的な技術は、どのような原理で行なわれているのでしょうか。そうした技術を素人が見よう見まねで真似をすると危険です。ですが、そうした技術を受けたい場合は、自分がどんな事をされるのか、どのようにして不調が改善するのか、そうした理由くらいは知りたい、と思う人が大勢いらっしゃると思われます。本書は、霊的な意味での祓いを初めとした、各種の霊的技術について説明する事を試みた書物です。具体的に手法を書くと、準備もなく真似をする人が出てしまいますから、そうした事については記載しません。