悩みと霊的カルマ

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なぜ悩んでしまうのか

まちゃたま

 人はなぜ悩むのでしょうか?

霊魂

それは、人が肉の身体を持っているためである。

まちゃたま

そうだよなぁ。

食べなければ生きて行けないし、寝ずに仕事したくても眠くなっちゃうから。

それにさぁ、今、景気が悪いんだ。

霊魂

肉の身体を持っていれば、絶対に悩みから開放されない。

だからインドはただひたすら、座っていたりする。

水程度で生き、なるべく活動しない。

そうすれば悩みもそれ以上こない。

まちゃたま

インドの人達も、大昔と違い、変わって来ていると思うよ。

霊魂

 家庭を持ったり会社に勤めたりすれば、何かしら、必ずわずらわしさが残り、家庭を持てば、必ず何かしら、そこに悩みが起こる。

だからインドでは、ただ座っている。

まちゃたま

 そうした人もいるからも知れないけど、 社会の中で生きるということは、多くの人と接することだし、自分とは考え方の違う人も、たくさんいるからね。

ただ座っているのは、日本人から見ると、怠惰な生き方だし、現実から逃避しているみたいだ。

Image by Firmbee from Pixabay
霊魂

が、この今の日本において、そんなことは許されない。

まして妻子がある身で、そんなことはできるわけない。

となれば、肉を持ちて悩むが、当然の上で生きるしかない。

その悩みは、どうすればとれるか?

それは、心がそうした悩みに、無頓着になることである。

まるで感じなくなってしまえば、たとえば「お前はアホだ、馬鹿だ」と山ほど言われても、知らん顔で生きられれば、全然悩みなどない。

それが霊的に正しければ、そうすれば良い。

まちゃたま

そうすれば良いって言うけど、けっこう傷つくけどね。

霊魂

ところが、困ったことに、人は悩みを取るために生まれて来てはいない。

もしも、小学校以来、ずっと馬鹿を決め込み、何を言われても知らん顔、ただひたすらマイペースで生きて来たら、悩みはない。

が、意識は永遠に進歩しない。

つまり、人は所詮、悩まないと上には行けない仕組みになっている。

多少の悩みはあっても、当たり前。

ないわけもなく、ないとすれば、それはすでに進化をやめている。

進化をやめれば、あとは落ちるだけ。

まちゃたま

多かれ少なかれ、誰でも悩みがあって当然だし、無頓着になるのは決して良いことでないってことだ。

霊魂

 仮に、ある人がこの世に生まれて、過去の世において、殺人をしていたとする。

その時の恐怖と、ざんげと、残酷な心情、この三つがすべて潜在する心情に詰まっていたとする。

テレビで、殺人のシーンを見たら、少しよみがえった。

戦争シーンを見ても、また少しよみがえった。

そして、いつか切りつけたくなってしまう。

そうした人にとって大切なのは、そうした心情が、やがて浮きでる危険に、どう対処するかなのに…

ところが、その人は、受験や恋愛の悩みしか言わない。

それよりも何よりも、やがてその心情が、事件を起こすかも知れないというのに、誰もそれについて語らない。

やがて、東京大学をトップで合格したその人は、なぜか手を血で染めてしまい、いつの間にやら違う所にいる。

その人にとって大切なのは、受験でも、恋愛でもなかった。

おのれの心の奥をどう処理するか、それ以外のなにものでもなかった。

Image by Larah Vidotto from Pixabay
まちゃたま

 魔が差したとか言って、片づけられてしまうけど、実はもともと持っていた心情が、浮いて来たということだね。

また、再び生まれて、同じことを繰り返してしまったということか。

誰でも過去世はあるのだから、そうした経験や記憶を持っていて、いずれ蘇ってくるものだし、影響を受けて生きているんだ。

でも、「おっ、過去の心情が浮いてきたぞ!」なんて自分でもわからないよ。

霊魂

霊魂には、そうしたことを調査できる。

大変難しいが、やれないことはない。

が、人はそれがわからないから、いちばん大切なことを放っておいて、明日の点数ばかり気にしている。

自分の顔が醜いだとか、美しいとか、明日、着て行くものばかり気にしている。

まちゃたま

 前髪が決まらないんだよね~。

思い通りにならないと、朝から気持ちが沈むけど、友達に話すと「いつもと同じだよ!」とか言われてしまう。

霊魂

 いちばん大切な事を話題にしたいが、そんなことは、誰も考えてくれないし、笑い飛ばしている。

まちゃたま

 人間は霊的なことが、良くわからないからね。

霊魂

仮に、明日、結婚しても、あっさり離婚するのが、見えている場合がある。

その人の過去の心情が浮いてくれば、必ず夫に、グサッとくる言葉を何度もだす。

やがて、夫は、妻のそばにいたくないと思うようになる。

いや、いられない。

そこで、どうしても帰りが遅くなる。

そこで、どうしても飲み屋ばっかり足が行く。

そこで結局、離婚になる。

が、人々は真に原因を知らない。

その言葉は、はたで聞いていれば、「多少そんなことは、みんな言うじゃないか」という程度である。

が、その人の言葉の力は過去の心情を背負っており、夫の心に、あまりにも深い傷をつける。

そうした力を持っている。

それが、カルマと呼ばれる。

Image by svklimkin from Pixabay
まちゃたま

 奥さんの言葉が、旦那さんには耐え難いほど、重くなってしまうんだね。

霊魂

つまり、カルマは常々言うとおり、良いことをしたから良いことがあるとか、悪いことをしたから悪いことがあるとか、離婚をしたから良くないとか、そうしたことではない。

その心の、辛いとか、うらやましいとか、殺してやりたいとか、そういう叫びのごとし。

それが表面にのったとき、相手に対して作用してしまい、再びおのれが苦しむことになる。

それをカルマという。

まちゃたま

カルマっていうのは、過去世で人を殺したから、今回の人生で殺されたとか、そんな単純なものではないんだ。

複雑で難しいなー。

人の運命

Image by Larisa Koshkina from Pixabay
まちゃたま

人間は生まれながらにして、全て決まっているの?

霊魂

予測は出来るが、絶対ではない。

うまく心理をコントロールした場合、それはすぐには起きないで済む。

だから、人は過去を知らねばならないし、だから、人はカルマを知らねばならないし、だから、人は霊的なトレーニングをしなければならない。

まちゃたま

過去の人生を知ることは、大切なことなんだね。

霊的なトレーニングというのは、心というような表面的な部分を変えるのではなく、過去世からの積み重ねである心情を、うまくコントロールしたり、解消することも出来るんだ。

じゃぁ、超能力開発だの霊能力を求めるためにトレーニングをするというのは、霊魂から言わせれば「ばかげている、何を考えているのかさっぱりわからない」って感じだよね。

霊魂

 にもかかわらず、人はその前提となる霊魂を、決して認めない。

そのため、延々、カルマは、いつも思想のひとつでしかない。

逮捕されたもの達が言っている通り、良いことをすれば必ず結果がでるから、自分たちの行為の結果も、必ず出ると言う。

しかし、テレビを見ている人達は、そうは思わない。

それは、一思想でしかないからである。

そして、やはり一思想でしかない。

それらは、事実に基づいていない。

良いことを悪いことと言っても、それは誰が良いことと言い、誰が悪いと言うかで変わってしまう。

Image by Mike Hansen from Pixabay
まちゃたま

善悪も社会や時代で変ったり、自分を正当化すれば良いことになるし、不利になるなら、悪いってなるからね。

霊魂

カルマは、そうしたものではない。

その人の念の質である。

それがどう現れるかに、全てがかかっている。

悩みがあったら、心理相談に行くと、余計に悪くなる。

言うまでもなく、彼は心理という意味さえもわかっていない。

いまだ昔の夢分析をやって、それが正しいと信じている。

まちゃたま

よけいに悪くなるって言うのは、ちょっと言い過ぎだよ。

だってさぁ、心理学とかいうのは、霊魂など認めてもいないし、潜在意識、深層心理とか言って手がつけられないんだ。

でも、たとえ解決しなくても、悩みを相談することにより、気分的に楽にはなるよね。

霊魂

そこで、我らは言う。

後にも先にも、まず霊的事実を知れである。

それを知らないから、宗教は暴走するし、それを知らないから、人々の悩みは永遠に終わらない。

霊的な世界は実在であって、主義主張ではない。

キリスト教でもなく、仏教でもない。

宗教でもない。

科学でもない、事実だけである。

それを知ったうえで宗教をたてても良い、科学をたてても良いし、好きにすれば良いものを…

我らは、それだけを、主張したい。

Image by Alexa from Pixabay

霊言講演は、対話形式ではありません。

まちゃたま

人間は、普通に生きれば悩みを伴うものです。

食べなければ生きて行けないし、一生懸命に働こうとしても眠くなる。

1円でも多く収入を取ろうとすれば、人に差をつけなければならない。

多少、ずるいことも、したくもなります。

かといって、警察に捕まりたくないし、みんなとうまくやっていきたい。

もしも、一生食べて行けるだけのお金があればどうだろう?

安心だろう。

でも悩みはなくなるのかな?

お金持ちの人教えて下さい!!

でも、たくさんのお金があっても途中で死んでしまえば、悔いが残るし、大きな恐慌になれば、ただの紙切れになってしまう。

保険に入っていても、事故に遭わない保証はない。

生きていると矛盾と不安ばかり…

そのうえ、過去世の心情も浮いてくるらしい。

困ったなー。

そうだ、霊魂に聞いてみよう!

霊魂学書籍のご紹介
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