霊的な小説1: 仮想の剣 霊の剣

この本は、「仮想の剣」、「霊の剣」という2話になっています。

「仮想の剣」は、数馬という若者が剣の道を極めたいと志し、様々な剣士と出会い思索し、殺し合わずに済む剣の道、そして人としての成長を目指す方法にたどりつきました。

昔の武士達は、様々な苦悩を抱えていたのだと思いました。

立ち会いの場面では、真剣ならではの緊迫感と、一瞬の判断で勝負が分かれる、その光景がひしひしと伝わってきます。

あまりグロテスクな表現ではないので、読みやすいと思います。

このお話は、本物の剣士だった霊魂が携わっていたのかも知れません。

剣を通じて、人間、人生というものを考えさせられるお話です。

「霊の剣」は、隆光という若者が、人間ではない魔物をも切る者がいるという話に興味を抱き、旅に出ます。

そして、不思議な剣を授かることになります。

それは魔物や人を切る剣ではなく、神様の目印となり、特別な儀式を行うためのものだったのです。

現代のように、霊的に低い状況において、こうした剣の力、儀式が求められると思います

霊魂学書籍のご紹介
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