この物語は、物質世界の人間ではなく、一度他界した霊魂達の戦いです。
物質の世界においては、人が生きるために必然的に争いが起きてしまいます。
しかし、霊魂の世界は、幽体という身体で活動するため、物質の世界のように食料や資源を確保する必要がありません。
ところが、何の不自由のないはずの幽界において、低い世界では霊魂同士の争い、暴力や虐待が横行し、苦しくて辛い所になってしまっています。
こうした世界に住む霊魂が、何らかのきっかけで物質の世界に戻ってしまうと、もう恐ろしい幽界には帰りたくはありません。
物質世界に住み続けることになります。
霊魂となっても、集団、組織が力を持ち、力のある者が弱い者を支配し、国家間の争いが生まれてしまうようです。
この物語では、軍人達は高級霊の導きで救われて行きます。
それまでの争いや苦しみは、一体何だったのかと考えさせられます。
人間として生きているうちに、霊魂を勉強し、下の世界に落ちないようになることが大切であると感じさせられます。
霊魂学書籍のご紹介
霊的技術 - 傷ついた幽体を救え 水波一郎著
本書は霊魂の存在を信じる人に向けて記しています。信じない人を対象としていません。霊魂の分野の専門家には、不道徳な霊魂を排除したり、霊的な穢れを除去したり、というような依頼や相談が来るものです。そうした際に行なう霊的な技術は、どのような原理で行なわれているのでしょうか。そうした技術を素人が見よう見まねで真似をすると危険です。ですが、そうした技術を受けたい場合は、自分がどんな事をされるのか、どのようにして不調が改善するのか、そうした理由くらいは知りたい、と思う人が大勢いらっしゃると思われます。本書は、霊的な意味での祓いを初めとした、各種の霊的技術について説明する事を試みた書物です。具体的に手法を書くと、準備もなく真似をする人が出てしまいますから、そうした事については記載しません。霊力がない人が除霊しようとして、自分が霊魂に取り憑かれては取り返しがつきません。ですが、どのようにして霊魂を排除できるのかは、どなたであっても知っておく必要があります。本書を通じて、霊的な技術についての理解が深まる事を願っています。