龍神の生贄: むかしむかしの霊的なお話3

「神託の女王:むかしむかしの霊的なお話2」に続き、第3弾となりますが、タイトルからは残酷な物語かと思いましたが、「神託の女王:むかしむかしの霊的なお話2」と異なり、ハッピーエンドで終わり、スッキリとした気持ちになれます。

今の政治家や官僚も、この話に出てくる役人達と変わらないのが残念に感じます。

それでも、真面目な人、勇気のある人がいて、龍神様の助言が加わり、より良い社会変革につながったことは、とても良かったと思います。

生贄というものは、何のためにあったのか疑問が残ります。

自ら、自分の命と引換えに多くの人を助けたいと祈願するというのであれば、何となく理解できますが、嫌がる人の命を捧げて、自らの幸福を願うことは、おかしな慣(なら)わしに感じます。

もちろん、神様が要求するとは思えません。

それでも、古代の人々は天災などが起これば、神の怒りや自分の罪の結果であると感じて祈っていたようです。

それが正しいのかは別としても、現代人には薄れた純朴な信仰心がありました。

こうしたものが時代と共に変化し、権威誇示や人間的な勝手な解釈により、生み出されたのかも知れません。

また、この騒動で、おみつさんは龍神様の考えやお言葉を表現し、まるでシャーマンのようにも思え、頼もしくなってゆきます。

昔は御神託とか啓示、神懸かりといった神様のような霊的存在のお告げを受け、大所高所といった人間では及ばない観点のアドバイスを活用していたとするなら、現代とは異なる、まともな社会であったことでしょう。

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