「神託の女王:むかしむかしの霊的なお話2」に続き、第3弾となりますが、タイトルからは残酷な物語かと思いましたが、「神託の女王:むかしむかしの霊的なお話2」と異なり、ハッピーエンドで終わり、スッキリとした気持ちになれます。
今の政治家や官僚も、この話に出てくる役人達と変わらないのが残念に感じます。
それでも、真面目な人、勇気のある人がいて、龍神様の助言が加わり、より良い社会変革につながったことは、とても良かったと思います。
生贄というものは、何のためにあったのか疑問が残ります。
自ら、自分の命と引換えに多くの人を助けたいと祈願するというのであれば、何となく理解できますが、嫌がる人の命を捧げて、自らの幸福を願うことは、おかしな慣(なら)わしに感じます。
もちろん、神様が要求するとは思えません。
それでも、古代の人々は天災などが起これば、神の怒りや自分の罪の結果であると感じて祈っていたようです。
それが正しいのかは別としても、現代人には薄れた純朴な信仰心がありました。
こうしたものが時代と共に変化し、権威誇示や人間的な勝手な解釈により、生み出されたのかも知れません。
また、この騒動で、おみつさんは龍神様の考えやお言葉を表現し、まるでシャーマンのようにも思え、頼もしくなってゆきます。
昔は御神託とか啓示、神懸かりといった神様のような霊的存在のお告げを受け、大所高所といった人間では及ばない観点のアドバイスを活用していたとするなら、現代とは異なる、まともな社会であったことでしょう。
霊魂学書籍のご紹介
神伝禊法 改訂版: 新時代の霊的トレーニング 水波一郎著
本書はこれまで出版されていた『神伝禊法』の改訂版です。著者の指導する五段階の神伝禊法の体系が変更になりました。本書はそれに基づいて、一部内容を変更した本になっています。今後は、風、光、大気、霊、神の禊となります。神伝禊法は従来行なわれてきた禊ではなく、霊的な進歩をもたらすための霊的な修行法です。本には具体的な作法は書けませんが、その意味するところは充分ご理解いただけると思います。


