一見、難しい時代小説のような印象を持ちますが、まったく違います。
約80ページに、童話のように読みやすい短編6話が載っています。
・武士の気持ち
・侍の刀
・武士に切られた兎(うさぎ)
・吾助の宝捜し
・師匠の願い
・仏像の涙
現代人に欠けてしまった、人間本来の純朴さが感じられます。
昔の人たちに比べ、科学が発達し文化も大きく変わり、知識もたくさんあるでしょう。
反面、大事なものを失ってしまったようにも思えます。
この本について著者の説明に、「現代の子供達の未来の為に・・・」とあります。
昔の人達の霊的な面を含めての人間の人生。
先代の日本人が、我々現代人に訴えかけているように思えます。
霊魂学書籍のご紹介
人類は消滅すべきか - 人間を救うために平凡な霊魂が立ち上がる 水波一郎著
本書は霊魂との共作である。物質世界の人間は消滅すべきか、存続すべきか、についての霊魂達の考え方を、一冊の本に纏めたものである。読者の皆さんに分かりやすいようにストーリー化してある。人類は核兵器まで持ち、人間以外の数多くの生命にとっての脅威となっている。それでも、人間達は自分の都合や利益しか考えていない。環境問題は人間だけの問題ではないとも言える。客観的に見れば、人類がいない方が地球の他の生命の為には良いと言える。霊魂に聞くと、地球の生命は、動物も、植物も、皆、『幽体』という霊的な身体で、死後の世界に入るらしい。そうなると、動物や植物の霊魂達にとっても、人類の行動は大きな関心事になってくる。子孫達の生命が脅かされるからである。人類は物質の世界で、今後も生き続けるべきなのであろうか。