
今生きている人で、本当の死後の世界を見た人はいません。
肉体と霊的身体である幽体が完全に分離してしまうと、肉体に戻ることがないからです。
死後の世界を知ることは、霊魂に聞く以外にないのです。
こうした内容の本は、様々な論評を呼びます。
自分の考えとは異なるので、間違っていると。
少し視点を変えて、考えてみましょう。
著者が、とにかくたくさん売りたいと考えるなら、読者のニーズに寄り添う内容にするはずです。
伝統的な宗教教義を引用し、善悪を強調したり、心を重んじ、物質界に暮らす人間の都合や願望、耳障りの良いものを書くことでしょう。
物質界が誕生する以前に、幽界という死後の世界はあったのです。
何の不自由のない幽界で暮らす霊魂が、不自由を求め、不如意な結果をもたらす特殊な物質の世界に生まれたのです。
不幸を嘆くなら、それは自分の望みであったとも言えるのです。
この物質の世界に慣らされた人が、死後、全く異なる世界に入ります。全員です。
我々、人間の考える常識など、一切通用しない世界といえます。
悪い霊魂に引っ張られては、際限なく不幸が続いてしまいます。
そのためには、予備知識もあった方が良いし、死後混乱しないように、お迎えを頼んでおいた方が得策です。
著者の信念に基づいた、霊魂からの貴重なメッセージでもあります。
死後の世界を真面目に考える人には、読んで頂きたいと思います。
霊魂学書籍のご紹介
霊魂三国史: 中国、朝鮮、日本、霊魂達の戦い 水波一郎著
中国が三国に分かれ、戦争を繰り返していた頃の霊魂達の話。
この世で人間に干渉して喜んでいる困った霊魂達の中にも、敵と味方が生まれ、対立が起きるようになりました。
強い霊魂は乱暴で、暴力ばかり振るうので、弱い霊魂達は身を守る為に、強い者の側に集まり、集団ができるようになったのです。
霊魂同士の喧嘩が集団同士の戦いに発展しました。やがて、一番強い勢力が中国全体を制覇しました。
中国に軍隊のような集団ができると、他国にまで進出して乱暴するのでした。そうなると、他の国の霊魂達も身を守らねばなりません。
時間の経過と共に、他の国にも規模の大きな霊魂集団ができるようになりました。