この物語は、物質世界の人間ではなく、一度他界した霊魂達の戦いです。
物質の世界においては、人が生きるために必然的に争いが起きてしまいます。
しかし、霊魂の世界は、幽体という身体で活動するため、物質の世界のように食料や資源を確保する必要がありません。
ところが、何の不自由のないはずの幽界において、低い世界では霊魂同士の争い、暴力や虐待が横行し、苦しくて辛い所になってしまっています。
こうした世界に住む霊魂が、何らかのきっかけで物質の世界に戻ってしまうと、もう恐ろしい幽界には帰りたくはありません。
物質世界に住み続けることになります。
霊魂となっても、集団、組織が力を持ち、力のある者が弱い者を支配し、国家間の争いが生まれてしまうようです。
この物語では、軍人達は高級霊の導きで救われて行きます。
それまでの争いや苦しみは、一体何だったのかと考えさせられます。
人間として生きているうちに、霊魂を勉強し、下の世界に落ちないようになることが大切であると感じさせられます。
霊魂学書籍のご紹介
神伝鎮魂法 - 幽体の救い 水波一郎著
人間という霊的生命体にとっての、真の進歩の為に。本書で紹介した神伝鎮魂法は、神伝禊法と共に、現代人の為に新しく作成した霊的トレーニングの体系である。現代は昔の人のように時間がゆっくりとは流れていない。日々、忙しい人が多い。そうした人でも毎日、少しの時間で実習できる霊的トレーニングについて記している。山に籠って何年も下りて来ないとか、冷たい氷のような水の中に入るとか、そうした苦行ではなく、健康体操と同レベルの気軽さで出来る、霊的な修行法を紹介している。それは、悟りを求めるとか、生き仏になるとかいうような難しい哲学の世界ではない。肉体が弱い人が体操するのと同じで、幽体を鍛える、という身近な訓練である。